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支配される事―。 自由を奪われ、主に心も体も繋がれる… そう考えるだけで、背中がぞくぞくしてくる。 こんな気持ち、誰にも打ち明けられない… だからブログを造りました。 私が本当の私でいられる場所… 訪問者は遠慮なくこの森に迷い込んできてくださいませ…
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曇天
心がえぐられる思いだった―

『お前は俺の奴隷にはなれない』

主からのメールだと数秒前まで浮かれていた私は一気に谷底に蹴り落とされた。

雨足が強くなる。
車の窓を叩く雨が流れてく―

視界は狭まり頭が働かない。
心臓がギュウッと縮む音がする。

もうすぐ休憩が終わる。
コンビニで買ったパンは一口かじって終わった。

私の中の時が止まる。
雲は早く流れて、時間は私を急かした。

『理由は教えていただけないのですか?』
精一杯引き出した言葉。

メールの受信音が鳴る。

ケータイを持つ手が小刻みに震える。

『考えてみなさい。これで終わりだと思っていい。』

もう何も考えられない…

『考えて答えがでたとしてもご主人様と終わる事に変わりはないのですね…』

いつかはこんな日が来ると覚悟していた。
その時が来たら、もがく事はせず静かに消えようと思っていた。

こんなに早く来るとは…
まだ何一つ始まっていないのに…

もっと見苦しく泣くのかと思ってた。

でも私の目から涙は一滴もこぼれない。

ただ…思考は止まり身体は震えた…

受信音がなった。

『お前次第。』
『お前は何故俺を選ぶ?』

『ちこはどうしたい?』

最後に来たメールには答えがすぐに出た。
私は文章も考えず、無我夢中でメールを打った。これだけは私の中の『確か』だから。
『ちこはご主人様に捨てられたくないです。心がえぐり取られた気分です。
ご主人様がいない日々なんて想像もつきません。
私はずっとご主人様の奴隷でいたい…



それから仕事が終わるまでケータイをポケットに入れていたけど、一度もなる事はなかった―

雨が窓を強く叩く。
私の代わりに空が泣く。
私の代わりに雲がうねる。
私は職場の人と笑って世間話をした。

髪を切って
『似合うね可愛い』と言われて嬉しかった。

そんな表向きの自分は満たされて幸せだった。
もう一つの心が今にも粉々に砕けるのを日常の私が支えていた。

続く
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